東京五輪のエンジニア募集の求人内容が悲惨で、コロナ対策は絶望的かについて今回は解説します。
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東京五輪の開催間近でエンジニア絶賛募集中!?
誰かの冗談かと思いきや、本当ですよ…。組織委員会、今から「COVID-19対策システム企画・設計・導入」のエンジニア募集です…。やらないよりましかもしれませんが、まあバグや障害は出るでしょうね。この方々、本気で五輪遂行の実務能力なくないですか?https://t.co/bo8N3RsrY8 pic.twitter.com/CSnrRXz6e2
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) April 30, 2021
東京五輪の開催日の2021年7月23日まで、残り約3カ月となりました。
以前に掲載した東京五輪のスタッフの記事では、東京五輪では現在ボランティアが集まらない為スタッフ募集をするスタイルに切り替えたことを解説しました。
東京五輪ではボランティアができるような内容のスタッフ募集以外にも、実はエンジニアスタッフも募集を行っております。
この東京五輪のエンジニア募集に関して、現在SNSで話題となっています。
東京五輪のエンジニア募集はブラック企業並み!?
東京五輪の現在のスタッフ募集状況が絶望的と話題に : 痛いニュース(ノ∀`) https://t.co/7FNwk6qRGL
— サッカリン@晴々 (@superpanicman) May 1, 2021
素人でも判る…プログラマー舐めすぎだろ?そんな短期間で何が出来るねん?
COCOAアプリでの失敗で学習反省しとらんのかい。
この東京五輪のエンジニア募集について、現役エンジニアが見るとかなり中身がヤバい求人となっていて、以下の点から求人の中身が超ブラックであることがよく分かります。
- 開発期間が短い
- 賃金が安い
- 求める人材が高度で低待遇
これらのことについて、もう少し詳しく解説します。
東京五輪のエンジニア募集の何がヤバすぎなのか?
まず開発期間について、オリンピック開催まで3カ月の期限を切っているにも関わらず、求められていることがコロナ対策アプリと東京五輪のシステム面の開発で、最初の企画から東京五輪開催中のメンテナンスまで全て丸投げとなっています。
これらのシステムの開発を3カ月で行うのは絶対に不可能であり、1日24時間働いても間に合わない規模の内容になっています。
次に賃金について、求められているものがコロナ対策アプリと東京五輪のシステム面といった高度な技術に関わらず、賃金がかなり安いです。
日本政府のコロナ対策アプリのCOCOAですら開発と運用に失敗しているので、アプリ開発はかなり高難易度でそれにも関わらず賃金が安いです。
最後に求める人材について、システム開発スキルが高くサーバー保守もできて英語も話せる万能人材といったものにも関わらず、福利厚生は年金なしでずっと試用期間といった超低待遇なところです。
以上の点から誰から見てもブラック求人だという事がよく分かります。
東京五輪は東京都と政府しかやる気なし?
東京五輪開催まで3カ月を切ってこのようなエンジニアのブラック求人が出ていることを見ると、東京五輪のコロナ対策とシステム運用は相当ヤバいのではないかと私は思います。
このことから東京五輪を開催したいのは事前にお金をたくさん貰った東京都と政府の一部の人物だけであり、東京五輪の運営機関はやる気がなく責任を負いたくないので全部別のところに丸投げしようとしているところがよく分かります。
実際にオリンピックが始まった際、間違いなくコロナ対策は失敗して完成経路不明のコロナ感染者が一気に増えるだろうと私は考えます。