リョウワの廃液流出の賠償金額がヤバいことと、長野県茅野市の川が汚染かについて今回は解説します。
目次
長野県茅野市の廃液流出の詳細が判明!
信越放送によると、廃液の流出元は茅野市米沢のリョウワで、排水処理装置の故障で6日午後から7日にかけて約4トンが流出。一部は農業用水にも流れたという。
— 有機農業ニュースクリップ (@OrganicNewsClip) June 21, 2021
信越放送:処理途中の工場排水が流出・処理装置の部品が故障 長野・茅野市https://t.co/cWfyE8JiUZ
前回解説した長野県茅野市の廃液流出の事件について、詳細が報道されました。
廃液流出をしたプリント基板製造会社はリョウワであることが確定しました。
リョウワによると、2021年6月6日の午後から7日の朝の間に工場排水が用水路に流出したとのことで、工場排水を水と有害物質に分離する装置の故障が原因とのことです。
このことから廃液流出は以前から秘密裏に行われていたのではなく機械の故障で短期間に起こってしまったことが分かりほっとしたように思えますが、事件が報道されるまで10日間以上注意喚起すらなかったことについては不自然に思えます。
廃液流出事件は当初隠蔽するつもりだったか?
廃液流出は2021年6月8日には止まっており、4トンの廃液が流出したことがこれまでに判明しています。
リョウワは廃液が流出した時刻と量も認識していたにもかかわらず、事件の報道がされるまで10日以上も黙っていたことはあまりにも不自然です。
この廃液流出の事件も魚の不自然なタヒ骸が見つかってから初めて発覚したように思えます。
このことからリョウワは廃液が流出していたことを認識していたにもかかわらず、しばらくして問題が何も起きなければ事件を隠蔽する気で最初からいたと考えられます。
最初から事件を隠蔽するつもりでいた場合、リョウワの信用はこれから著しく下がるでしょう。
リョウワの廃液流出の賠償金額はなんと○○円!?
硫酸・塩酸など廃液4トン流出、農家からは水田の異常知らせる連絡もhttps://t.co/Aj7tw4ZDf9#社会
— 読売新聞社会部 (@YOL_national) June 22, 2021
長野県茅野市の廃液流出事件について、既に茅野市の川ではタヒんだ魚が数匹流れている目撃がされています。
リョウワの近くに流れている川は上川で、上川は諏訪湖に繋がっており、更に諏訪湖は静岡県の天竜川に繋がっていて川の総長は約200kmにもなります。
そしてこれらの川は農業用水にも使われていることから、川だけでなく農作物にも廃液の被害が出る可能性もあり、事件が起きてしまった期間の魚を食べて健康被害が出る人もこれから現れるかもしれません。
これらのことを踏まえると、川の汚染範囲がかなり広いことから賠償金の規模は数億円に及ぶと予想されます。
市長、県知事、リョウワからお詫びのコメントもなし!?
この事件が報道されてから、現時点でも市長、県知事、リョウワから何もコメントがありません。
長野の水資源は観光や農業で重要なポストにあることから、本来は廃液流出事件について迅速に対応する必要があるはずだと私は思います。
この廃液流出事件についてあまりにも適当に対応しているような雰囲気が出ていることから、市長、県知事、リョウワは事件の責任からなんとか逃れることを模索しているのかもしれないと感じました。
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