カブール空港の爆発テロの目的と、ISが犯行声明発表でヤバい事態に発展したことについて今回は解説します。
目次
カブール空港で衝撃の爆発テロが発生!?
2021年8月2日、アフガニスタンのカブール空港で爆発テロが起こりました。
このテロによりアメリカ兵12人が亡くなり、15人が負傷したと発表されています。
この爆発テロについてはIS(イスラム国)が犯行声明を発表しています。
タリバンがカブール制圧
— えるいー@LE装備 (@erui_LE) August 26, 2021
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各国大使館要員が脱出
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アフガニスタン避難民殺到
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米軍機の強行離陸
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邦人避難のため自衛隊機派遣
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カブール空港到着も、邦人避難民が空港に辿り着けず、邦人輸送できず
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カブール空港周辺でISISが外国軍・民間人・タリバンもろとも自爆テロ
ここまで10日弱… https://t.co/xwQ8kcnGQK pic.twitter.com/6mjjwpmr8i
IS(イスラム国)とタリバンは仲がよくなかった!?
今回のカブール空港の爆発テロは2回、もしくは3回はカブール空港周辺で発生しており、アメリカ人だけでなく外国軍・民間人・タリバンもろともテロに巻き込まれています。
ISとタリバンはイスラム教の為一般的には仲がいいようにも思われていますが、実は同じイスラム教でも思想に違いがある為仲間というわけではありません。
その為今回のテロではタリバンもISに怒りを感じていると考えられます。
IS(イスラム国)のカブール空港爆発テロの目的は!?
タリバンがアフガニスタンを実質掌握したことにより、カブール空港には帰国する為のアメリカ兵が集まり、アメリカ兵の帰国は既に開始されています。
また、タリバンの支配から逃れる為に国外脱出しようとアフガニスタンの民衆がカブール空港に集まり、依然尾記事に掲載した通りカブール空港は大混乱となりました。
その為ISにとってはカブール空港は爆発テロを起こしやすい環境になり、爆発テロを起こしてもアメリカ兵の何割かは撤退しているので反撃もされにくく、まさに絶好のテロの機会を作る場となってしまいました。
このテロによりIS側は少ない犠牲でアメリカのバイデン大統領の政権にも大きなダメージを与えることができた為、ISはアメリカへの報復とISの脅威を知らしめる目的を十分に果たせたのではないかと考えられます。
IS(イスラム国)とアメリカの全面戦争も開始か!?
今回の爆発テロにより、アメリカのバイデン政権はなかなか困難な決断を迫られることになったと私は考えます。
アフガニスタンからアメリカ兵の撤退をしていることもあり、戦うことを選ぶとアフガニスタンの撤退について世間から叩かれ、戦わないことを選ぶとISに負けたと騒がれるので、バイデン大統領の出方でバイデン政権の今後に大きな影響が出ると思われます。