エリックカールの経歴と、はらぺこあおむしで有名な独自技法について解説します。
目次
エリック・カールは、はらぺこあおむしで大ヒットした絵本作家!
エリック・カールさんは1929年6月25日生まれのアメリカ合衆国ニューヨーク州シラキュース出身の絵本作家です。
両親はドイツ人で1935年(満6歳)のときにドイツに移住し、大学はシュトゥットガルト造形美術大学を卒業します。
1952年(満23歳)にはアメリカに行き、ニューヨークタイムズで働いてグラフィックデザイナーになります。
そして1968年(満39歳)には『1、2、3 どうぶつえんへ』の絵本で大賞を受賞し、1969年(満40歳)には『はらぺこあおむし』の絵本が大ヒットして有名になり、アメリカ以外のさまざまな国で賞を受賞します。
エリック・カールさんは2021年5月23日に腎不全により91歳でお亡くなりになりました。
はらぺこあおむしが世界中で大ヒットした理由とは!?
絵本「はらぺこあおむし」の作者 エリック・カールさんタヒ去 #nhk_news https://t.co/78rhya3j26
— NHKニュース (@nhk_news) May 27, 2021
エリック・カールさんの有名な絵本として一番に挙がるのは『はらぺこあおむし』になります。
この本は世界中で大ヒットしている為、子供時代に見たことがある人はかなり多いはずです。
内容としては青虫が蝶になるまで食べ物を食べるストーリーとなりますが、本にはさまざまな工夫がされている為それが賞の受賞や大ヒットのきっかけとなり、今まで愛されてきた本となったとされています。
はらぺこあおむしの本の工夫としては
- 食べ物の絵に青虫が食べた丸い穴が実際に本の中に空いている
- 青虫の成長物語なので育ち盛りの子供に受け入れやすい
- 独特な技法の色遣いの絵
- 数字と曜日を覚えることができる
といったものがあります。
私も子供の頃に読んだことがあり、今でも色鮮やかな青虫は印象に残っているので子供にはおすすの本です。
エリック・カールさんの独自の絵の技法とは!?
はらぺこあおむしを見たことがある人には分かる通り、エリック・カールさの絵の色遣いはかなり特徴的なものになります。
その独特な作成方法としては、薄紙に色をいろいろな塗り方で重ね塗りし、重ね塗りした紙を切り抜いて貼り絵にするといった特徴的な方法になります。
エリック・カールさんのはらぺこあおむしの作り方はエリック・カール スペシャルサイトでも公開されています。
エリック・カールは稀にみる偉大な絵本作家だった!
【訃報】絵本作家のエリック・カールさんタヒ去 91歳https://t.co/2QEaS7UszP
— ライブドアニュース (@livedoornews) May 26, 2021
世界的な人気絵本「はらぺこあおむし」などで知られる米国の絵本作家エリック・カールさんが23日、タヒ去した。米メディアが26日報じた。タヒ因など詳細は不明。
はらぺこあおむしは約50年前に描かれた本ですが、今なお売れ続けている絵本でその売り上げは5000万部以上とされている為、これは驚異的なことだと私は感じました。
エリック・カールさんは他にも本を書いていますが『はらぺこあおむし』があまりにも有名すぎてエリック・カールさんの他の本を読んだことがない人も多いと思います。
エリック・カールさんは亡くなってしまい新作はもうでなくなってしまいますが、『はらぺこあおむし』以外の本を読んでみるのもいいのではないかと思います。